光回線を提供している業者といえばNTTやKDDIが有名ですが、電力系と呼ばれる業者もあります。
電力系インターネット業者とはどのようなものか、安いインターネット回線はあるのか、特典やお得な申し込み方法などについてまとめてみました。
ぜひ、あなたに合ったおすすめのネット回線を見つけてくださいね。
電力系のインターネットとは?
電力系のインターネットとは、各地区の電力会社が設立したものです。電力会社そのものが経営しているわけではなく、電力会社が系列企業を作って運営しています。
電力系インターネットの中には、現在は電力会社の子会社となっていないところもあります。ただ、設立は電力会社が中心となっているので、電力系に入れていいでしょう。
電力会社は基本的に供給エリアが限定されていますので、ネットを提供している地域も基本的にその地区のみになります。全国で利用できるわけではないのです。
特徴としては、光回線を独自で持っているうえ、プロバイダーも運営している事が挙げられます。回線とプロバイダーを同じにすることで、料金がお得になることもあります。
また独自の光回線を持っているため、回線の容量に余裕があります。このため、スピードについてはドコモ系の「光コラボ」より上とされることが多いです。
おすすめの電力系のインターネットはこの4回線!
では、おすすめの電力系インターネットはどの回線でしょうか。全国展開していないので、地区ごとに分けると以下のようになります。
- 【東海・中部エリア】コミュファ光
- 【中国エリア】メガエッグ
- 【四国エリア】ピカラ光
- 【九州エリア】BBIQ
使える地域は違いますが、いずれも独自のメリットを持っています。各電力系インターネットについて、簡単にメリットを説明していきます。
【東海・中部エリア】コミュファ光
1G戸建て用月額料金 | 3930円(長野は4430円) |
1Gマンション用月額料金 | 3200円 |
工事費用 | 実質無料 |
事務手数料 | 700円 |
スマホセット割 | auスマートバリュー |
キャンペーン | 他社違約金還元など |
NEXTキャシュバック | 現金3万5000円 |
工事費が実質無料
光回線のネックのひとつは、初期費用として工事費が必要なことです。回線が使えるようになるために必要となる数万円は、決して安いものではないからです。
コミュファ光も、工事費として2万5000円が設定されています。しかし、実際にはこの工事費が無条件で実質無料となっているのです。
光回線を導入していない人は、この工事費がネックになっている人が多いでしょうが、コミュファ光ならばその負担を考えることなく光回線が導入できるというわけです。
乗り換え時の違約金を還元
コミュファ光への乗り換えの際のネックは、解約時に違約金を取られることです。また、回線の撤去料金の支払いが生じるケースもあります。
コミュファ光が現在行っている「乗りかえキャンペーン2020」を適用すると、乗り換え時に発生する違約金を全額、還元してくれるのです。
ただし、コミュファ光ビデオなど、3種類のオプションサービスの1つを選ぶ必要があります。また、違約金明細書の送付や、アンケートへの回答も必須となります。
代理店からの申し込みで高額キャッシュバック
そんなコミュファ光を、さらにお得に利用する方法があります。それは、代理店NEXTを通じてコミュファ光を申し込むことです。
NEXTからコミュファ光に申し込むと、最大で3万5000円がキャッシュバックされます。現金の代わりに、人気ゲーム機のNintendo Switchをもらうことも可能です。
キャッシュバックに加えて、コミュファ光のキャンペーン特典ももらえます。また、キャッシュバックまでの時間は最短2カ月、最長でも3カ月とスピーディーです。
【中国エリア】メガエッグ
1G戸建て用月額料金 | 4200円 |
1Gマンション用月額料金 | 3200円 |
工事費用 | 実質無料 |
事務手数料 | 実質無料 |
スマホセット割 | auスマートバリュー |
キャンペーン | キャッシュバックなど |
NEXTキャシュバック | 現金2万円 |
工事費と契約手数料が実質無料
コミュファ光と同じく、メガエッグも回線設置時の工事費が実質無料になります。ただし、コミュファ光のように全く支払いが発生しないというわけではありません。
メガエッグの工事費は3万5000円で、これは回線設置時に支払う必要があります。その後の回線使用料金を35カ月間、1000円割り引くというものです。
契約手数料についても同様です。3000円の支払いそのものがなくなるわけではありませんが、その後35カ月間、手数料相当額が分割で割り引かれるのです。
オプション付加で1万5000円キャッシュバック
メガエッグの光ネットに申し込むと、5000円のキャッシュバックがもらえます。これにさまざまなオプションを付加すると、金額が最大1万5000円になります。
選択できるオプションは「メガエッグコレクト」と呼ばれるもので、以下の4種類の中から自由に選ぶことになります。
- 選べるエンタメ
- 選べる定期ギフト
- データ通信SIM
- パソタブ機器補償
この中から1つをチョイスすれば5000円、2つをチョイスすれば1万円が追加でキャッシュバックされ、最大で1万5000円になるというわけです。
代理店からの申し込みで高額キャッシュバック
このメガエッグも、代理店NEXTを通じて申し込んだ方がお得です。公式サイトから申し込むよりも、多くのキャッシュバックがゲットできるからです。
公式から申し込んだ場合には、最大でもキャッシュバック額は1万5000円です。ところがNEXTから申し込むと、キャッシュバック額は最低でも2万円になるのです。
メガエッグコレクトを同時に申し込めば、最大でキャッシュバック額は9000円増えます。公式サイトのほぼ2倍のメガエッグ特典が得られるというわけですね。
【四国エリア】ピカラ光
1G戸建て用月額料金 | 4500円 |
1Gマンション用月額料金 | 3400円 |
工事費用 | 無料 |
事務手数料 | 無料 |
スマホセット割 | auスマートバリュー |
キャンペーン | ステップ2コースなど |
NEXTキャシュバック | 現金2万5000円 |
初期費用はゼロ
ピカラ光は回線設置時の初期費用が、完全に無料となっています。コミュファ光やメガエッグも「無料」をうたっていますが、ピカラ光は本当の意味で無料なのです。
コミュファ光は工事費が無料ですが、事務手数料を支払う必要があります。メガエッグはどちらも実質無料ですが、後々返ってくるもので、支払いそのものは必要です。
ピカラ光の場合、申し込みの時点で工事費も、事務手数料も支払わなくてよいのです。ただし、地域によっては工事費がゼロにならないこともあるので、注意が必要です。
使う期間が長いと安くなるステップ2コース
光回線の中には、最初の決まった期間だけ割引料金になり、それ以降は利用料金が実質的にアップするタイプのものもあります。長く使うと損になるタイプの料金設定といえます。
ピカラ光のステップ2コースは、長く使えば利用料金が安くなるのです。戸建て用の場合、1~2年目は4500円ですが、3~4年目4400円、5~6年目4300円、7年目以降4200円です。
マンション用の場合は1~4年目が3400円で、5年目以降が3200円です。長期間にわたって使い続ける地元の人に密着した料金設定と言っていいでしょう。
代理店からの申し込みで高額キャッシュバック
ピカラ光も公式サイトではなく、ピカラ光正規代理店NEXTから申し込むのがお得です。公式サイトでは設定されていない、キャッシュバックが受けられるからです。
NEXTで申し込むと、2万5000円のキャッシュバックが受けられます。しかも、キャッシュバックまでの期間が最短2カ月と短いので、長期にわたって待たされることがありません。
しかも、初期費用無料をはじめ、ピカラ光の公式サイトでの申し込みで受けられる割引は、NEXTで申し込んだ場合でも受けられます。
【九州エリア】BBIQ
1G戸建て用月額料金 | 4000円(2年目以降5000円) |
1Gマンション用月額料金 | 3100~4800円 (2年目以降4100~5800円) |
工事費用 | 2000円(土日祝5000円) |
事務手数料 | 800円 |
スマホセット割 | auスマートバリュー、Qtmobile特典 |
キャンペーン | 3カ月の月額料金無料 |
NEXTキャシュバック | 現金3万円 |
最大3カ月間の利用料金が無料
BBIQは開通から最大で3カ月間、利用料金が無料になります。戸建てならば最大で1万2000円分、お得に光回線が利用できるといえます。
この特典は、BBIQの公式サイトか、QTnetのお客さまセンターで申し込んだ人に限定されます。他のサイトから申し込んだ場合は、適用外となります。
ちなみにBBIQの初期費用は無料ではありませんが、工事費と事務手数料を足して2800円となっており、かなりリーズナブルな部類と言っていいでしょう。
スマホの特典がauのセット割だけではない
auスマホとのセット割引「auスマートバリュー」が適用されるインターネット回線といえば「auひかり」。
電力系インターネットはKDDIと関係が深いこともあり、スマホ割はauスマートバリューのみというケースが多いです。BBIQは他にもQTmobileに特典があります。
BBIQを運営しているQTnetは、MVNOであるQTmobileも運営しています。QTmobileはauだけでなく、ドコモやソフトバンクの回線も使用しているので、選択肢が広がります。
具体的にはQTmobileで端末を同時購入した場合、BBIQユーザーは10~30%のキャッシュバックが行われます。実質的にスマホの初期費用が抑えられるというわけです。
代理店からの申し込みで高額キャッシュバック
BBIQも公式サイトではなく、代理店NEXTから申し込んだ方がお得です。3カ月間利用料無料の特典こそなくなりますが、それを上回る金額のキャッシュバックがあるからです。
NEXTで申し込んだ場合のビビック光キャッシュバック額は、戸建ての場合は3万円、マンションの場合は2万5000円です。しかも、最短で回線開通から3カ月で振り込まれるのです。
正規に申し込んだ場合の割引額が戸建てで1万2000円ということを考えると、実質的な割引額の大きいNEXTの方はおすすめということになります。
まとめ-地域密着型の光回線がほしい人におすすめ
電力系インターネット会社の光回線の中に、ドコモのような全国展開をしているところはありません。ただ、それだけに地元密着型ともいえます。
回線容量に余裕があるうえ、地域の事情に通じているのが電力系のインターネットです。地元密着型の回線が選びたい人には、おすすめと言えます。